アピストグラマをもっと知りたい。気付いたら嵌っていたドワーフシクリッドの飼育記録を綴ったブログです。

2016年6月14日火曜日

リスボン水族館!

リスボン水族館
先々週の土曜日、TBS世界ふしぎ発見!にて『今いくべき国・ポルトガル・海洋王国の遺産』というタイトルでポルトガルが紹介されていたようですね。

はい、前回のスペインに続き訪れたのはポルトガルです。

ポルトガルと言えばアクアリストにとってはリスボン水族館ですよね!

もちろん行ってきました。と言うかココに行くのが今回のですもん散歩の目的(笑)

今やリスボンの人気観光地のトップに君臨しているらしいですよ。

妻はあまり気乗りしていなかったようですがそんな事はお構いなし!<(`^´)>

1998年開催のリスボン万博に合わせて建設された水族館で、リスボンの中心地から少し離れた所にありますが、海岸線の一本道を行くだけなのでタクシーで20分ほど。料金も10ユーロで行けちゃいます。

リスボン水族館
可愛い子供たちがエントランス前で入場を待っていました。

事前にネットで割引入場券を購入しておいたのでチケット購入の行列には並ばず、スマホ画面のバーコードを見せてスムーズに入場出来ました。

リスボン水族館
エントランスがある建物の階段を登っていくと『Forests Underwater』の文字が!

リスボン水族館
その右側の入口から入るといきなり、どど~~~ん!

で、出た!40m水槽!!!

リスボン水族館
何度も動画で見ていたので雰囲気は予想していましたが、実際に現物を目にすると迫力が桁違いです。

普段小さな水槽部屋で小さな水槽ばかり眺めているので、この長さ40m、奥行2.5m、高さ1.5m、総水量150tという巨大水槽を見て思わず声を失いました。

リスボン水族館
平日だったためお客さんが少なかったというのもあると思いますが、ほとんどの人が声を発せず静かに鑑賞していて、耳に入ってくるのはこの水槽のテーマソングと私のカメラのシャッター音だけという状態でした(^-^;

リスボン水族館
水草の状態はそれぞれが大きく生長してバッチリな状態。

制作から一年以上が経過し、大型ポンプで水を循環しているはずなので黒髭苔くらいはある程度付いていると予想していましたが、どの水草にも一切藻類が付着していませんでした。

これだけ大きな水槽でここまで完璧なメンテナンスはさぞ大変だろうと近くにADA現地スタッフが居たら称賛しようと思いましたが、現地スタッフすら一人も居なかったので諦めました(^-^;

リスボン水族館
ただアクリル水槽で自由に手を触れられる状態なので、近くで見ると細かな傷が無数にあったのが残念でした。

リスボン水族館
しかし、少し離れて見たらこの迫力!

リスボン水族館
水もキラッキラに輝いていました!

リスボン水族館
自分では↑ ここの構図が好みかな~

ミクロソが密集し伸び過ぎて別の植物のようになっていますが・・・(^-^;

リスボン水族館
ここはダッチアクアリウムを意識しているのでしょうか。

トリミングが綺麗過ぎて、底床の起伏が少ないのでもう少し変化が欲しいかな~

あ゛ぁぁ~~~すみません、偉そうな事を言ってしまった(>_<)

でもそんな風に自分の好みのパートを選べるのもこの巨大水槽の魅力でもあると思います。

リスボン水族館
だがしかし・・・

リスボン水族館
魚の状態がイマイチ良くない・・・。

何となく鰭を畳みがちで魚たちの本来の発色が出ていないように感じました。

それに水量に対しての生体の比率がかなり低く、制作当初はカージナルテトラが沢山居たはずなのにほとんど見ることはありませんでした。

リスボン水族館
ヤマトヌマエビのほとんどが底床に群がり、小型のカラシン類が低層や上層に追いやられている感じ。

中層を占めているのは上の大きく成長したコンゴテトラです。

コンゴテトラ同士が至る所でヤり合っているので他の魚たちが警戒しているように見えました。

一年以上が経過してこれ程水草の状態が良いので何か事情があって現在の生体数に落ち着いたのかもしれませんが、巨大水槽を小魚たちが自由に遊泳したり群泳する姿を見たかったので、この部分については少しガッカリしてしまいました。

それともう一つガッカリした事。

天野さんのサインが入った岩が何処かに置かれているとの情報があったので一生懸命一つずつ溶岩石をチェックしたのですが結局見つける事が出来ませんでした(>_<)

今回の私の下手な写真では迫力が伝わらないと思いますが、もし機会があれば是非実物を見てください!

行って初めて知りましたが、この『水中の森』はリスボン水族館の特別展という位置付けで期間限定の展示のようです。

いつまで展示するのかは書いていなかったと思いますが、行かれる予定のある方は早めに予定を組んでしまった方が良いと思います。

リスボン水族館
出口付近には、制作過程ビデオや天野さんの水景や自然への想いが動画で流されていて、真剣にそれに見入る観光客の姿が印象的でした。


リスボン水族館
続いて常設展へはこの坂道の廊下を歩いて隣の建物に移動します。

リスボン水族館
最初に目にするのが太陽光が降り注ぎ開放的な空間に住むペンギンやラッコのエリア。

それと所々に↑ のような熱帯のジャングルに池?がありますが、実はこれ海水水槽。

水中には綺麗なサンゴ、そして何故か水上化したサンゴ!?

ちょっと何を見せたいのかが分かりませんでした(^-^;

リスボン水族館
常設展はやはり日本の水族館同様、海水がメインになります。

この円柱状の巨大水槽を上から螺旋状に下りながら鑑賞するようになっています。

リスボン水族館
巨大水槽の反対側に各海域毎の水槽が設置されていて、それぞれを順路に従って鑑賞するシステムになっています。

リスボン水族館
水族館大国の日本人からすれば恐らく見慣れた海水魚ばかりだと思います。。。

リスボン水族館
中には淡水水槽やカエルの水槽もありました。

リスボン水族館
ただ日本の巨大水槽と少し違うところは、先ほどの巨大円柱状水槽に↑ のように個室のような場所が作られていて弱い魚とかの避難場所が設置されているところでしょうか。

リスボン水族館
それと岩やサンゴを複雑に組み合わせて奥行感のあるレイアウトを組んでいます。

ただ単に魚たちの泳ぐ姿を見せるだけではなく、実際に見る側も海中に居る雰囲気を味わえるように工夫されているように感じました。

ネット上にあまり常設展の情報が無かったので参考になればと思い写真を撮ってきましたが、日本の水族館に何度も行っている人でも見応えのある海水水槽だと思いました。

ただしイルカやトドのショー的な物は一切無いのであしからず(笑)

と一通り鑑賞したところでリスボン水族館を後にしたのでした。





ポルトガルにも世界遺産や綺麗な場所が沢山あって、出来たらリスボン以外にポルトやシントラ、ロカ岬等にも行きたかったのですが、この日はポルトガルの日という祝日の前日という事もあり至る所で交通規制が行われていたためリスボン市内に留まることにしました。

ベレンの塔
リスボンでは観光地の定番、ベレンの塔や、

ジェロニモス修道院
ジェロニモス修道院に行きました。

ジェロニモス修道院

ジェロニモス修道院
大航海時代、バスコ・ダ・ガマがアフリカ南端の喜望峰を通るインド航路を発見してから香辛料(特にコショウ)貿易により得た富をこのジェロニモス修道院に注ぎ込んだようです。

ジェロニモス修道院
バスコ・ダ・ガマの石棺。

ジェロニモス修道院
とても豪華で荘厳な雰囲気の建物でした。

リスボン市内
これはトラムという路面電車。

乗り方がよく分からなかったのでチャレンジしませんでした(^-^;

さぁ、そんなこんなで長いようで短かったスペイン~ポルトガルへの散歩でした。

ここまで来たなら大西洋を飛び越えればすぐそこは南米大陸!

ベネズエラやコロンビアの危険地帯にでも行ってみようかと考えましたが、今回は止めておきました(笑)

例によって他の写真はこちらのアルバムに収めましたので宜しければご覧ください。


我が家の魚たちはほとんど無事でした!

今回は11日間餌無しでしたが、リオカウラのアテが一匹☆になっていたのと、初代sp.タメとsp.タメの浮上したばかりの稚魚は消えていました。

逆に出発する前日に産卵したグッタータの五腹目の稚魚は無事に浮上していました。

一番心配していたアドケタの♂は相変わらず横になっていましたが生きていてくれました。

浮上したばかりの稚魚には長期間の餌無しは辛いようですが、ある程度成長したお魚だったら二週間くらい餌をやらなくても全然平気です。

濾過さえ完成していれば、水が良い方向に調整されるのではないかと思います。

ただし気を付けなければいけないのが、帰宅してからの餌やり。

お腹が空いているだろうからと普段と同じように餌やりをしたら三日目くらいに白いプツプツが体に出てきますからね~

我が家では、初日は普段の1/10くらいの量、二日目は餌無し、三日目から徐々に餌を増やしていくやり方をしています。

これから夏休み等で外出する機会が多くなると思いますが参考になれば。


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8 件のコメント:

moomin さんのコメント...

私も先日のテレビで初めて「特別展示」であるということを知りました。
期間限定・・・。これがそのまま永遠の常設展示になってくれることを願います。

しかし・・・ほんとすごいですねぇぇぇぇ。
ですもんの「普段小さい水槽しか家にないので」っていう言葉に驚きましたが(笑)、たしかにここまで巨大だとそう思ってしまうかもしれませんねぇぇぇ。

水草のメンテとか・・・ものすごい大変だとおもいますけど・・・ほんとすごいですねぇ。
勝手な想像ですが、作業員はアマノさんに敬意を払ってがんばってくれているんだろうと思いたいですねぇ^^

よっし!これからアルバムみてきます!!!
うっひょーーーたのしみっす₍₍ (ง ˙ω˙)ว ⁾

けんけん さんのコメント...

出た!リスボン水族館!!
デカイというだけでもう神!
ADAということで更に神!
アクアリウムを趣味とする人間にとって、世界で活躍する日本企業なんて想像外の出来事ですよ!
ADAが天野さんが残した功績は語り継がれるでしょうね!
足が動くうちに行ってみたくなりました〜うちは海外=リゾートなんで(笑)
彼女様は嫌がるだろーなー(笑)

梨乃のパパ さんのコメント...

どうもです~
お帰りなさいませ~~~~(笑)
前回の記事の話しから行きますが~TVでカサ.ミラ内部
のレポートを見た事が有りますが、住んで見たいですよね~
私は、意外に細かい彫刻とか作り込んだ物が好きなので死ぬまでに
サクラダファミリアは見たいです~Mr.デスモの写真がとても
エエので彫刻の凄さも良く分かって素晴らしいぞ~!!!
トレンドのサント.トメ教会の天井画?が又~エエ!!この
顔で意外と私は美術館なんか~行くの好きなのよ~(爆)
リスボンの水族館の凄いね~(驚)天野ち~はやはり有名なのね~(笑)
バスコダガマの石棺の様な棺桶で埋葬してもらいたいと思うアタイは
やはり〇態?(笑)ですもん散歩これからも楽しみです~!!

ジョニきち さんのコメント...

ど~もです( ・ω・)ノ

ですもん散歩...スケールがすげ~Σ(・ω・ノ)ノ
情熱の街...行きたい(T_T)
リスボン水族館...行きたい(T_T)(T_T)
天野さんの遺作が期間限定とは残念(´-ω-)
なくなる前に行かないと...
でもその前にすみだ水族館行かないと...
もうね、リスボンを越える「ですもん水族館」作っちゃいましょう!

画像が綺麗すぎてため息がでます。

ですもん散歩...いいっすね(* ゚∀゚)

Woodlabel さんのコメント...

> moominさん

特に今のところいつまで展示という表記は無かったし、経費の回収もまだ見込めると思うので恐らくまだしばらくは展示は続くと思いますが、常設展示ではないので早く彼女と行かないと!(笑)
確かにこの大きさの水槽のメンテは尋常ではないと思います。
潜水服を着て毎日夜間に一生懸命メンテナンスしてるんだと思いますよ。
水槽の横の天野さんの写真が水槽を見つめていましたから。

Woodlabel さんのコメント...

> けんけんさん

実物の水槽のデカさはホントすごかったです!
薄暗い室内に神々しく静かに光り輝いていましたよ!
ただADAに関しては、あまり前面には出ていなくて、お土産屋にもADAの商品は一つも売っていませんでした。
海外=リゾート!確かに!
ポルトガルにもリゾート地はありますよ~
でも年とったらホント沢山歩けなくなると思うので彼女様を説得してください(笑)

Woodlabel さんのコメント...

> 梨乃のパパさん

流石見るところが違いますねぇ~!
パパさんの家にはきっとステンドグラスがあるはず!!!(笑)
サグラダファミリアはやはり他の歴史的建造物とは雰囲気が違いますが、何か凄まじいオーラを感じましたよ。
それにバルセロナは土地も人間(特に女性)が洗練されている感じを受けました。
トレドもスペインに行ったら是非行ってみてください。多分パパさんは絶対に気に入るはずです。
美術館もたくさんありますしね!

Woodlabel さんのコメント...

> ジョニきちさん

期間限定とは言えいつまで展示とは書いていませんでしたのでまだ当分は大丈夫だと思いますが、ジョニきちさんも子育てが一段落したら家族旅行で如何ですか。
「ですもん水族館」作ってみたいな~(笑)