アピストグラマをもっと知りたい。気付いたら嵌っていたドワーフシクリッドの飼育記録を綴ったブログです。

2017年6月24日土曜日

観賞と観察

Apistogramma sp. Alto Vaupes I / sp. D39
A. sp. アルトヴァウペスⅠ / sp. D39

Apistogramma sp. Alto Vaupes I / sp. D39
まだチビながらも少しずつ本来の姿が見られるようになってきました!

Apistogramma sp. Alto Vaupes I / sp. D39
基本的には cf. ペルソナータと極めて近縁種だと思いますが、細かく見ていくとやはり少しずつ違いがあるように思います。

  • ラテラルスポットが cf.ペルソナータに比べて大きい。
  • コーダルスポットが cf.ペルソナータに比べて角ばってない。
  • ギビバンドが cf.ペルソナータに比べて顕著に出現しない。
  • 眉毛が cf.ペルソナータに比べて直線的で、正面からの顔がブサイクではない(笑)
     
種の判別において体色の違いはあまり重要視されていませんが、cf.ペルソナータと比べると明らかに体色にメリハリがあります。

cf.ペルソナータと比べて、全体の体色は白っぽく、黄色は鮮やかなオレンジ色に、水色は濃い青色に、そして赤色はより鮮やかになっている。

Apistogramma sp. Alto Vaupes I / sp. D39
cf. ペルソナータの生息地はヴァウペス川下流域のミツ近郊、それに対してD39はヴァウペス川上流域とされているので、この違いを地域変種と見るのか、それともやはり別種として扱うべきなのか・・・。

今後の動向が気になるところです。

Apistogramma sp. Alto Vaupes I / sp. D39
さて、変〇度が増してくると・・・

仔取りを目的とはせずに、♂だけを飼育したいという衝動に駆られるようになるみたいです(^_^;)

沢山の種類を飼育したいけど、全ての種を産ませていたら水槽が何本あっても足りなくなってしまうのでこの考え方はとてもよく理解出来ます(笑)

でも・・・、♀が同じ水槽内に居ると♂の体色は更にグレードアップするんだよなぁ~

今年のコロンビア便の勢いだったら、きっとその内♀がやってくるに違いない!

Apistogramma sp. Alto Vaupes I / sp. D39
しかし♂だけを飼育していても、適正な環境を用意してあげる事でその種が持っている本来の姿を思う存分に味わう事が可能です。

すみません、何かまた偉そうな事を書いちゃうかも(^_^;)

(しかもこの種の本来の姿は、この写真とは全く比べようも無いほど違うのかも知れない)

Apistogramma sp. Alto Vaupes I / sp. D39
『適正な環境』とは・・・、それを詳しく書いていくとまた途方も無い事になってしまうので割愛します(^_^;)

要するに魚にとって一番重要なその種に合った飼育水を用意してあげる事です。

これはpHメーターやTDSなどの数値では決して表せないものです。

適正な環境で無いとアピストは本来の姿を見せてくれないし、何処か伏し目がちで寂しげな顔をしています。

そうならない為には日々の『観察』が重要になります。

Apistogramma sp. Alto Vaupes I / sp. D39
でも『観察』と一言で言っても実はとても難しく奥が深い事なのです。

毎日、「産卵していないか」、「♂と♀のどちらかがDVされていないか」、「しっかり餌を食べているか」等、アピストの行動を見るのが『観察』だと思っていませんか?

実はそれは『観察』ではありません。

アピスト変〇度が増した人からすれば、それは『観賞』になります。

魚を見る事自体は『観察』には間違い無いですが、変〇度が増してくると魚を通してその先を見るようになります。

その先というのは、適正な飼育水を提供してくれる濾過バクテリアの事です(^_^;)

要するに、魚の状態や水槽全体の状態をよく見て比較し、濾過バクテリアの状態を『観察』するのです。

バクテリアは数値に表せないし、目に見えませんから(笑)

産卵等良い方の発見ならば良いですが、逆にアピストの体表に白い点がプツッと出ていたり、隅の方でじっとして動かなくなっていたり等、アピスト自体に致命的な事が起きてしまっている場合は既に遅いです。

そうならないように、日々の『観察』をして、それを記録(記憶)して、そのような事態にならないように先手先手を打つのが重要であり、『観察』の目的です。

『観察』と『観賞』、同じ意味合いのようで実際はかなり違うものなのです。

観察方法をまだ確立していない方は早めに自分なりの観察方法を見つけましょう!(^O^)

Ranitomeya fantastica "True Nominal"
・・・・・・。

と、やっぱり偉そうな事をまた書いちゃいましたぁ~~~(^_^;)

が、コイツらが住む環境は毎日観察していても未だによく理解出来ません(>_<)

Tinctorius azureus
先日、ちょっと調子を崩した植物の中央から鮮やかな黄色い物体が生長していたので、花芽が上がったんだと思っていました。

その植物の大きさに対して『随分と大きいなぁ』とは思いましたが、きっとスゴく綺麗な花を咲かすに違いないと確信していました。

しかし翌日ケージを覗くと・・・、地面は真っ白な粉に覆われ・・・、その黄色い物体の先端は大きな傘を広げていたのでした・・・。

とっても見事な黄色いキノコでしたよ(笑)

Tinctorius azureus
おいおい、ソッポを向くなよぉぉぉ~~~(笑)


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4 件のコメント:

ナル さんのコメント...

興味深い内容ですね〜
ブログ村で 詳しく 書いてくれるのは いつもデスモさん
頭がさがります。
僕は デスモさんの 域まで達していない。 チョコっと◯態なので(笑)
まだまだ発展途上の域です。
最近は ソイル等で数値だけ合わせて 大事なアピストを立ち上げ要員に されている方も
居ますが(汗) 趣味の世界なので、、、 なんも言えねえ〜(笑)
僕の周りには 教えてくれる人とかは 当然居なく(汗)大変です。今も?

底PHの安定した水域は 簡単には 出来ない時間が 掛かると思って居ます。
弱酸性 底PHは 違う バクテリア?!
ソイル等は 立ち上げの手助けの1つと考えています。
水質に影響を与えない砂等で 底PHの域で安定して来てようやく底PH域のアピストはスタートだと思ってしています。
それには バクテリア等で アピストが排泄する アンモニア等を無害にしてくれる生体が 必要で
その結果PHが 徐々に下がってくると思っています。 その水が出来て終わりでは無く
いかにその 状態を維持して行くかになると思いしてますが その辺は モ〜レツに修行中です(笑)
デスモさん ザックリですが 僕の考え方 大体合ってます?
小さな間違えは 見逃しといて下さい。
大きく違っていたら 内緒コメントで教えて下さい(笑)
傷付きやすい 年頃なので(爆)

moomin さんのコメント...

観察と観賞・・・・・
なるほどーーーー( ゚д゚ )
かばさんは観賞がメインになってます。きゃー

あとは・・・以前教わった浮き草の成長と・・・泡の状態は見るようにしているぐらいっす(๑•̀ㅂ•́)و✧あ、あと臭いぐらいっす(*゚∀゚)=3ハフンハフン

今は我が家は産卵目指しているアピはいないで、
全員稚魚の育成中になっています。
どれが正解なんだろう・・・とわからないまま、一種類に2~3個の水槽つかって様子を見ています。匹数を一緒にしても・・・成長の仕方が違ったり・・・不思議なことばかーりです( ゚д゚ )

Woodlabel さんのコメント...

> ナルさん

は、恐らくボキと同じくらいのお年頃で、しかも立派な変〇さんなので真面目にキビしぃ~コメントをしますよぉ~(笑)
と言ってもこの辺やこの先の話はアクアゼミネタになると思うのでザックリと(^_^;)
そろそろ上級アクアゼミやらないかなぁ~(笑)

安定した水を作るにはナルさんに同感です。やっぱり時間が必要だと思います!
毎日餌を与えて硝化作用によりその排泄物を無害化させて好気バクテリアを鍛える。
そして時間を掛けて鍛え抜かれたバクテリアがちょっとやそっとでへこたれない安定した水を提供してくれるんだと思います。


弱酸性と低pHのバクテリアが違うか?ですが、これはボキの憶測ですが、同じだと思います(^_^;)
と言うか、弱酸性はAというバクテリア、低pHはBというバクテリアっていう安易な考えではなく、バクテリアABCDE・・・の複合体だと思っていて、弱酸性と低pHの違いはその構成要素の違いだと思います。弱酸性の水槽も時間が経つと低pHになっていきますよね?それに伴ってバクテリアの構成も変化していって様々な水質に対応した調子の波が緩やかな水が出来上がるのだと思っています。

以前は底床をソイルで立ち上げてから砂に移行してましたが、最終的に砂の底床にするんだったら回り道はせずに最初から砂にするべきで、ソイルはpHが低くなり過ぎるのを防止するために使用するのが良いと思います。
極端な話をしてしまうと、餌を与えなければアンモニアが発生しないので新品のソイルでもアピストは飼育出来ますけどね(笑)
他にも色々ありますが、ブログのコメント欄ではこれが限界ですぅ~(笑)

Woodlabel さんのコメント...

> moominさん

いやいや、カバちゃんは『観察』してるよ!
そうじゃなきゃ、あんなに形の良いFは出てこないし、コリもあんなに増えないから(笑)

でも確かに水槽によって稚魚の成育速度が違ったりするよね!
これはよく分からない・・・。
と言っても我が家では一種に何本も水槽を使えないけど(笑)