A. sp. サンノゼ
体色のブルーが目立たないので低pHの水槽に移したのですが・・・、やっぱり変化がありません(>_<)
その代わりに背びれ・尻びれ・尾びれにワインレッドのような赤色が出てきました。
これはこれで珍しい表現なので興味をそそられます、・・・がやっぱりブルーが欲しい。
ラテラルバンドも消えてるので、何かアピストらしくない・・・。
やはり何故かラミレジィのイメージが・・・(^-^;
さてこのアピストの採集場所は未だに分かっていません。
以前のブログ記事で、グアヤス川上流域のサンホゼ川から来たのでは?と予想しましたが、やはり違うようです(^-^;
実際にこのアピストを採集したコロンビア在住の研究者がFacebook上に居たので採集場所を尋ねましたが教えてもらえませんでした。
聞くところによると、今回彼が案内役となりノルウェーの採集チームと行動を共にしました。
その行程の中である場所でこのアピストを発見したのが事の始まりのようです。
そして彼らは自分たちが必要な分だけを採集したようです。
普通ならばここで採集は終わり、このアピストが日本に来る事は無かったはずなのですが・・・、
彼らが帰った後、実はこの話を聞きつけた現地のコロンビア人漁師がそのポイントで沢山採集してしまったようなのです。
それらがこの漁師によってグアビアーレ県のサンホゼという町に持ち込まれ、日本に送られたのです。
日本にはこのアピストがいくつかのルートに分かれて輸入されました。
恐らく、大量の同アピストを一社の輸出業者だけでは扱い切れず、数社の輸出業者の手に渡ったためにいくつかのルートに分かれて日本に輸入されたのだと想像しています。
採集場所については、密かに採集したコロンビア人漁師は自分だけが知るポイントなので他人に教える訳はなく、困った輸出業者が『from San Jose』『オリノコ川水系のRio ueja』『リオ・グアビアーレ』などと情報を偽ったのではないかと考えます。
↑ こちらは、A. sp. マナカシアス
最初に採集した研究者やノルウェー人が私に採集場所を教えなかったのはこのような事があり、乱獲を防止したかったからだと分かりました。
数年前にも同様の事件が起きていて、バルロウィグループのsp. ケレリー(kelleri)が乱獲によって現在はほとんど獲れなくなっているようです。
最初に採集した研究者から聞いた情報によると、採集場所はグアビアーレ川でもグアヤス川でもないようです。
ただ、サンホゼの町に持ち込まれて日本に輸出されたのは事実のようです。
彼は研究のためにグアビアーレ県からカクエタ県を中心に現在もアピスト採集を続けているようですが、時系列を確認してみるとこのsp. サンノゼが採集されたのはグアビアーレ県と考えて間違い無いと思う。
グアビアーレ川を除くグアビアーレ県を流れる主だった川といったら、「グアヤベロ川」「イニリダ川」「アパポリス川」「ヴァウペス川」だろうか。
いずれにしてもこのsp. サンノゼが学名記載される日まで生息地が明らかにされる事は無いと思う。
今回のような事件が起こっていた事を知り、少しショックでした。
根こそぎ捕獲していなければ良いのですが・・・。
現地の人にとって今までは食料にもならない小魚だと思っていたアピストの価値が、sp. パックマンの輸出以来変わってしまったのかもしれません。
コロンビア内戦の和平合意成立がそれを勢い付かせたのかも。
根こそぎ捕獲していなければ良いのですが・・・。
現地の人にとって今までは食料にもならない小魚だと思っていたアピストの価値が、sp. パックマンの輸出以来変わってしまったのかもしれません。
コロンビア内戦の和平合意成立がそれを勢い付かせたのかも。
↑ やっと仔取り出来ましたぁ~(^-^;
調布のお店のような完全オリジナル便を除き、きっと今後も『from Rio Guaviare』や『from Rio Manacacias』というインボイスが付いたアピストが日本にやって来ると思う。
日本に住んでいる私が今回のような乱獲を直接阻止する事は出来ませんが、採集場所について深く追求しない事により少しでもそれを防止出来ればと思います。
そして我が家に連れて来たアピスト達が『この家の水槽にやって来て良かったぁ~』と思われるような環境を彼らに提供してあげる事が私が出来るせめてもの愛情だろう。
コロンビアにおける漁の法制度を詳しく知りませんが、ブラジルのように法が整備されていく事を期待しています。
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