アピストグラマをもっと知りたい。気付いたら嵌っていたドワーフシクリッドの飼育記録を綴ったブログです。

2017年8月31日木曜日

移り変わる表情

写真パネル
最近は気に入った写真が撮れた時は写真屋さんにお願いしてパネル加工してもらってます。

額縁に引き伸ばした写真を入れても良いのですが、写真を入れるのが面倒だしガラスの額縁だと重量があるので色々と気を遣う事もあります。

従来からある木製パネルやアルミパネル、最近では写真にアクリル板を圧着させて写真の劣化を防止し高級感を出すパネル加工も出来るようになっています。

我が家ではレイコンに提出した写真はリビングに1枚だけ飾る許可を得ているのですが、2枚目以降は許可されていません(T_T)

先日、右下の稚魚を引き連れた写真だったら気に入ってくれるかと思い、気付かれないようにそっとリビングに飾ってみました。

し、しかし、1時間後には何も言われずに取り外され、私のデスクの上に置いてありました・・・Orz


Apistogramma sp. D47
A. sp. D47

尾びれ全体か赤く染まっていて今後どうなるか楽しみにしていましたが・・・、♂だけ別水槽に移したら例の如く日に日に赤が少なくなり・・・(T_T)

Apistogramma sp. D47
♂を別水槽に移した理由は、数日前にチビ♀ちゃんが産卵したからです。

数が少ないし、卵の状態もあまり良くないように見えたので放置していたのですが意外にも浮上してしまい・・・、♂もそれまで同居させていたのでストレスが溜まってしまっていたのかもしれません。

♂の尾びれの赤が薄くなっていくと同時に♀の黄色は濃くなっていきました(笑)

Apistogramma sp. D47
↑ 産卵当日の♀。

Apistogramma sp. D47
↑ 浮上当日の♀。

Apistogramma sp. D47
↑ 浮上から5日目の♀。

どうでしょうか。

産卵当日の黄色は少しくすんだ感じですが、日が経つにつれて濃くなっているのが分かりますでしょうか。

背びれの前方、腹びれの前方、尻びれの先端の黒色も時間の経過とともに濃くなっています。

Apistogramma sp. D47
更に表情もかなり変化してます。

産卵当日は何処か不安そうな目をしていますが、浮上から5日目を迎えると完全に据わってます ((((;゚Д゚))))

Apistogramma sp. D47
体色の変化に加え表情まで変化させるこのアピストの生態が多くの変〇さんをアピスト飼育の虜にする一因なのかも知れませんね(笑)

Apistogramma sp. D47
稚魚の数が20匹くらいと少ないので残そうかどうか迷いましたが、このタイプのホイグネイはまだこの1ペアだけしか入荷していないので残す事にしました。


水草水槽
んん?何かが始まる予感・・・。

水草水槽
1時間後には・・・。

何が始まるのでしょうか(笑)


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2017年8月26日土曜日

え~業務連絡、業務連絡

前回のブログ記事で、

  • クランデリ・・・sp. ギガス
     
  • フラビペドゥンクラータ・・・sp. ギガス2
     
  • エレウテリア
     
  • sp. ペイショート
     
  • sp. ミドルクルア
     
  • sp. ジャマンシン・・・sp. ルアナ(多分)
     
ではないかと書きましたが、

フラビペドゥンクラータ = sp. ギガス2 と sp. ジャマンシン = sp. ルアナ は自信がありません。

なのでもう一度情報を整理したいと思います。(両方とも持ってないし、飼ったこともないけど 笑)

Cachimbo
2016年カシンボ一帯に調査に入った際のそれぞれの採集場所です。

フラビペドゥンクラータは、クルア川の一箇所でクランデリと一緒に発見されています。

一方のsp. ジャマンシンはシングー水系とは異なるタパジョス川の支流ジャマンシン川の二箇所で発見されました。

flavipedunculata
↑ ホルマリン漬けされたフラビペドゥンクラータです。(だからこういう写真じゃ分からないから生きてる時の写真を見せてくれぇ~~~)

sp. ジャマンシンの写真は一切掲載されていません(T_T)

それぞれのアピストの特徴は・・・、

>>> フラビペドゥンクラータ <<<

  • 尻びれの棘条(きょくじょう)の本数は、一般的なアピストの3本に対して、フラビペドゥンクラータは4本ある。
    棘条(きょくじょう)は触ると固くて先端が尖っている。軟条(なんじょう)は弾力性があって柔らかい。
     
  • 背中に黒く縁取られた鱗を持たない。ということは背中にはあまり模様がなくスッキリしたイメージか。
     
  • 脇腹と尾筒に特有のカラーパターンを有する。
     
  • 尾びれには細かな模様がある。
     
>>> sp. ジャマンシン <<<

  • 形はフラビペドゥンクラータによく似ているが、背びれと尻びれはフラビペドゥンクラータよりも高く、背びれの後半はよく伸びる。
     
  • フラビペドゥンクラータと同様に尾びれに細かな模様がある。
     
  • ♂の背びれ前方の数本と、腹びれの前方は明確に分かるほど黒い色をしている。
     
となっています。

何となく、フラビペドゥンクラータ ← sp. ルアナ 、sp. ジャマンシン ← sp. ギガス2 のような気がしてきた。

区別の決め手としては、尻びれの棘条の本数と背びれの伸び具合でしょうか。

ギガス2は2009年に初めて入荷し、あの幻のギガスではないか!?と騒がれたアピスト。

その時の採集場所はジャマンシン川で入荷しましたが、その後は数回入荷していますが採集場所はいずれもクルア川になっています。

sp. ルアナの採集場所は同時期に採集されたコリドラス等の情報からテレスピレス川なのか・・・?

まぁ本当の採集場所は公表せず、乱獲防止目的でニセの情報を流す事はアクアの業界ではよくある事なので、我々が知り得る採集場所で判断するのは危険かもしれません。

もちろん、フラビペドゥンクラータ、sp. ルアナ、sp. ジャマンシン、sp. ギガス2のそれぞれが全く違う種で未知のアピストって事も十分に考えられます。

以上、業務連絡でしたぁ~~~(笑)


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2017年8月20日日曜日

"ちたない"と言われようとも・・・(^_^;)

F1, Apistograma sp. middle curua
A. sp. ミドルクルアのF1

F1, Apistograma sp. middle curua
んん?今『ちたない』って言ったな!

まぁ確かに小さくて色の無いアピストです(^_^;)

でも特徴の口の斜め下に髭模様が出てきました。

体が小さい割には多産で一回の産卵数が多いので、恐らく現地では他の中・大型魚の餌になっているのかも知れません。

そしてその同じエリアから遂にやってきました!

Apistograma sp. peixoto
A. sp. ペイショート(sp. セルパ)

洋書に掲載されている写真を見ては、このエリアのアピストにしては珍しくブルーが目立つアピストで、"peixoto"って何て読むんだろうと以前から気になっていたアピストでした。

実は去年、冒頭のsp. ミドルクルアが来た時に採集場所が不明だったので、もしかしたらペイショートなんじゃないかと思い導入に踏み切ったのでした。

全然違いましたけど(笑)

Apistograma sp. peixoto
さてこのsp. ペイショート、今回数ペアが入荷しましたが体長が3cm弱とかなり小さい。

sp. ミドルクルアと違い成魚は普通のアピストと同じように6cmくらいまで成長するはずなので最終形態を見れるのは当分先になりそうです(^_^;)

しかし小さくてもこのアピストの特徴は何となく見て取れます。

一番の大きな特徴は、目の斜め上にある黒い模様。

まゆ毛みたいです。

これがホントの"まゆ毛くん"なのでは?(笑)

ボディはブルーメタリックになり、顔全体に赤いドットが入り、各鰭には黄色からオレンジ色の模様が入るはずです。

sp. フィールフレックの派手さを少し抑えた感じでしょうか。

Rio Peixoto de Azevedo
今シーズンは何処の川もまだ水位が高いと聞きます。

しかし昨年と同様クルア川やジャマンシン川の魚の他に、今年はテレスピレス川やジュルエナ川からも色々な魚が入荷しているのを聞くと、このエリアは既に水は引いているようですね。

↑ の赤い部分を拡大した図が ↓ です。

Rio Peixoto de Azevedo
今回のsp. ペイショートは、テレスピレス川の支流、ペイショート・デ・アゼヴェド川に生息しているとされています。

タパジョス川水系の最上流域に位置します。

Apistograma sp. peixoto
日本初入荷とされていますが、レヨンベールのアピスト一覧を見ると以前セルパ産のレガニとして入荷した個体と同じなのでは?と思っています。

Apistograma sp. peixoto
いずれにしても今後の入荷はあまり期待出来ないと思います。

しかし昨シーズンからこのエリアのアピストの入荷は熱いですね!

このエリアで知られているアピストは今回で一通り入荷した事になるのではないでしょうか。

  • クランデリ・・・sp. ギガス
     
  • フラビペドゥンクラータ・・・sp. ギガス2
     
  • エレウテリア
     
  • sp. ペイショート
     
  • sp. ミドルクルア
     
  • sp. ジャマンシン・・・sp. ルアナ(多分)

これらのアピストのほとんどを飼育している人が居るとか・・・居ないとか・・・(笑)

Apistograma sp. peixoto
本来の姿が見れるまで時間が掛かりそうですが、しっかりと維持して成長を楽しみたいアピストです。

因みに当て馬にはサイズがちょうど良い冒頭のsp. ミドルクルアを5匹入れてみました(笑)

♀の画像は諸般の事情により今回は割愛させていただきます(謎)

Apistogramma cf. personata / sp. D39
あまりにも地味なアピスト写真が続いたので、このブログはモノクロ写真ばかりだと勘違いされていませんか?

モノクロモードから脱却するために、我が家では珍しい派手なアピストを見てカラーモードにお戻りください!(笑)


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