アピストグラマをもっと知りたい。気付いたら嵌っていたドワーフシクリッドの飼育記録を綴ったブログです。

2019年1月31日木曜日

幻のアピスト

Apistogramma sp. D56 / sp. ouaou
A. sp. D56 / sp. ouaou

Apistogramma sp. D56 / sp. ouaou
昨年の12月中旬、突如『遂に獲ったどぉ~!』とメッセージが送られてきました。

送り主はミスター"D"。

私じゃないよ、"Dナンバー"のダニエルの"D"ね(笑)

Apistogramma sp. D56 / sp. ouaou
何が獲れたのかと思っていたら、このアピストでした。

以前から極一部のアピストマニアにより写真が共有され、何処かに棲息しているのは知られていましたが、ほとんど見た人が居ないという全く謎のアピスト。それがA.sp.ouaou(オウアオウ)です。

Apistogramma sp. D56 / sp. ouaou

2012年にノルウェーのTomCが漁師からこれらの写真(著作権の関係でボカしてます)を受け取りましたが、その後携帯電話を紛失してしまい、漁師の連絡先はおろか棲息場所についても全く見当もつかない状況に陥ってしまいました。

Apistogramma sp. D56 / sp. ouaou
アピスト研究者やTomCがコロンビアに採集旅行に行くたびにsp.ouaouが何処かに居るのでは?と探しましたがそれらしきアピストに巡り合えないまま月日が流れていきました。

そして今回、ダニエルとTomCはこの種の派生を推測し、類似したアピストの棲息地を基に三角測量を行い、多分このエリアに棲息しているであろう、と予測。

そしてその予測がドンピシャで当たった、というのが今回の流れです。

Apistogramma sp. D56 / sp. ouaou
ただし、今までアピストマニアにより共有されていた写真の彩度がかなり強調されているので本当に写真に写っているアピストがこのアピストなのか?という疑問は残っています。

ただ私の写真にはしっかり写っていませんが、アラクリナグループに属しているにも関わらず口の両端にD50のようなチョロ髭があったり、と細かく見ていくとアノ写真のアピストとの多くの共通点を見出すことが出来ます。

Apistogramma sp. D56 / sp. ouaou
今回はオスのみの入手になったため繁殖を狙うことは出来ませんが、今後アノ写真のような姿になっていくのかどうか楽しんでみようと思っています。

Apistogramma sp. D56 / sp. ouaou
さて、sp.ouaou(オウアオウ)ってどういう意味か知ってますか?

"Ouaou"はギリシャ語で"Wow!"っていう意味です。

和訳したら、「ワオッ!」とか「スゲー!」ってニュアンスになると思います(笑)

Apistogramma sp. D56 / sp. ouaou
何故ギリシャ語なのかは定かではありませんが、このアピストを見て最初に発した言葉がきっと"Ouaou!"だったのでしょう。

いずれにしても、感嘆詞をそのままアピストのsp.名にした先駆けがこのsp.オウアオウかもしれません。

でもやっぱりセンスは皆無だけどね(笑)


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