アピストグラマをもっと知りたい。気付いたら嵌っていたドワーフシクリッドの飼育記録を綴ったブログです。

2016年9月22日木曜日

リネアタアゲイン

Apistogramma lineata
A. リネアタ (lineata)

Apistogramma lineata
あれ? シーズンはまだ終わってないの?

それとももう新しいシーズンに入ってるの?

ふとそんな疑問を思ってしまうこの頃。コロンビア便が留まるところを知りませんね!

そして何の前触れも無く最近リネアタが来ました。

Apistogramma lineata
初入荷が去年の冬。

『これブルト?』
『ブルトとは何か違う!』
『このメスは合ってるの?』
『おいっダニじゃね~かよぉ~(-"-)』

アピ友総出で大騒ぎになったあの時・・・。

私も数ペア導入したものの♀に恵まれず結局ペア導入が出来ず、自分とは縁が無いと判断したアピストです。

しかしいつかまたワイルドが来たらリベンジを!と思っていました。

Apistogramma lineata
↑ この個体は、ブルーが際立っている♂。

Apistogramma lineata
写真ではあまり表現出来ませんでしたが、背中の中間辺りまでブルーのラメが入っていて少し物陰に入ったりするとギラギラと輝きます。

Apistogramma lineata
リネアタ特有の通称『脳みそ隈』はまだ濃くなっていませんが、これから成長するに従い色が揚がってくることでしょう。


Apistogramma lineata
↑ こちらは赤色が際立つ個体に成長していくだろうと思われる♂。

Apistogramma lineata
まだヤングサイズですが、この大きさでお腹に赤が乗っているのでどんな個体に仕上がっていくのか楽しみ♪


Apistogramma lineata
↑ そしてこちらが、このサイズでその背鰭の高さ!?と驚いてしまう♂。

Apistogramma lineata
最初の♂個体と同じくらいの大きさですが、完全にもう出来上がっています。

Apistogramma lineata
『脳みそ隈』はまだまだ複雑に成長している途中だと思うので末恐ろしい個体です。

Apistogramma lineata
背鰭を破られないように注意しないとね(๑•̀ㅂ•́)و✧


Apistogramma lineata
さてさて、問題は♀。

自分の目でリネアタの♀を見た事が無いので何とも判断出来ませんが、間違いなくダニの♀とは違う!

ブルトの♀との区別は出来ないけど、超リーゼントの♂に傍を泳ぐ事を許されているようなので恐らくリネアタの♀だと思う。

Apistogramma lineata
今回のリネアタは、池袋のアクア○ノーテさんと京都のフ○ンさんに入りました。

当初は水槽の準備が整っていなかったので○ノーテさんから♂2匹のみ導入しましたが、やっぱり♀が欲しいなぁ~と思っていたらすごいタイミングでフ○ンさんのブログでペアを見つけて即導入!

♂3♀1体制で今回こそ繁殖にチャレンジです!(๑•̀ㅂ•́)و✧


ここまで読んでくれた方はコメントの代わりに
ポチッとしてください。アドケプターに変身します!↓
ブログランキング・にほんブログ村へ


2016年9月17日土曜日

アピストの学名と表記方法

Apistogramma cf. alacrina
A. cf. アラクリナ / 採集地:不詳

空前のアラクリナブームが到来しているみたいですね!

この状況に一番驚いているのは、今まで見向きもされなかったアラクリナ自身ではないでしょうか(笑)

Apistogramma cf. alacrina
このアラクリナの採集地、最新の情報ではグアビアーレ川となっていますが未だに信用出来ません。

確か第一便はカクエタ川、二便目は何故かベネズエラの川、三便目はグアビアーレ川・・・。

以前はヴァウペスのミツとか、最近ではマナカシアスでアラクリナが採集されたとかいう情報もありましたね・・・。

全て嘘とは言い切れませんが、基本的にコロンビアの輸出業者の言葉は信用しない方が良いのではないかと思います(^-^;

Apistogramma cf. alacrina
さてさて、そんなアラクリナ関連でアピストの種名について少し勉強してみました。

生物の種名は、二名法という『属名+種小名』の表記方法で表され、スウェーデンの学者であるリンネによって体系化されました。

命名については混乱を避けるために『国際動物命名規約』に基づいて行っているようです。

例えばこのアラクリナであれば、

アピストグラマ cf. アラクリナ (Apistogramma cf. alacrina) と表記します。

  • ラテン語で表記するのが原則みたいですが、ここでは無視して日本語で(^-^;
  • 属名と種名はいずれもイタリック体(斜体)で記述し、属名の一文字目だけは大文字です。
  • 学名が特定出来ない時に使用する『sp.』『cf.』『aff.』は属名と種名の間に半角スペースを空けてイタリック体ではなく通常書体で表記する。
  • 属名は二回目以降は頭文字の『A. 』と省略して表記が可能。同じ頭文字の別の魚と区別する場合は『Ap. 』などと表記することもある。
    本ブログではほとんどがアピストの記事なので今回の場合ならば『A. cf. アラクリナ』となる。

ここでよく目にする『sp.』とか『cf.』について調べてみました!

  • 『sp.』 ・・・ species(=種)の略。文字を略す場合は後ろにピリオドを打つ決まりになっています。
    種名が同定出来ない場合に、記載論文が発表されるまでの仮名としてApistogramma sp. と表記されるが、アピストに関しては種の同定作業が遅れているのでApistogramma sp. ○○という表記が沢山ある状況。

    明らかに新種として命名する際は『Apistogramma n.sp.』と表記するようです。
    n.sp.はnova species(=新種)の略。
  • 『cf.』 ・・・ confer(=参照)の略。
    A. cf. アラクリナ』だったら、恐らくアラクリナだと思うが確実では無いという場合。
  • 『aff.』 ・・・ affinity(=類縁)の略。
    cf. よりも更に近縁の場合に使用するが、日本ではあまり使用される機会が無いようです。
  • その他に、亜種や変種の記載方法もありますがアピストでは使用する機会は無いと思われます。
Apistogramma cf. alacrina
アラクリナは記載論文が発表されるまでは、A. sp. ロートプンクト とか A. sp. シュワルツザウムなどと呼ばれ様々なタイプが存在していましたが、現在はA. アラクリナと学名が付いているので、もしアラクリナの別タイプであれば、A. cf. アラクリナと表記するのが妥当かと思います。

A. sp. cf. アラクリナ』 ← これだと全く意味不明です(^-^;

これも輸出業者がインボイスに記入してくるんでしょうかね?

Apistogramma cf. alacrina
↑ これ、♀のはずなんですが、見るタイミングによっては「赤いブツブツが出てくるのを懸命に隠して黄色い雌だよ~」って振る舞っているように見えるんですよねぇ~(>_<)

♀だったらそろそろ産んでも良さそうな時期なんだけどね(^-^;


Apistogramma sp. pacman
A. sp. パックマン

当時は何も考えずに『sp. パックマン』と命名してしまいましたが、今回の記事を書いて心配になってきました(^-^;

どなたか★になったとき模式標本として提供しますので、『A. パックマン』で記載論文を発表してくれませんか?

我こそは!と思う方は是非コメントをください( *´艸`)


ここまで読んでくれた方はコメントの代わりに
ポチッとしてください。アドケプターに変身します!↓
ブログランキング・にほんブログ村へ


2016年9月11日日曜日

老いぼれとは言わせない!

Apistogramma sp. Rotkeil(A. sp. Icana) / Rio Icana
sp. ロートカイル(sp. イサナ) / リオイサナ

Apistogramma sp. Rotkeil(A. sp. Icana) / Rio Icana
通称名、サイナ(笑)

昨年の3月に入手した個体です。

Apistogramma sp. Rotkeil(A. sp. Icana) / Rio Icana
背鰭はボロボロ、腹鰭は片方が切れていて普段泳いでいる姿には若い頃の面影はすっかり無くなりました(>_<)

Apistogramma sp. Rotkeil(A. sp. Icana) / Rio Icana
我が家の水槽はすっかり体高系のアピストに侵食され、スリム系アピストを1本の水槽に集約しているのでこの結果は仕方無いのです。

写真に写っているノトフと同じくらいにデカく成長して、時々♂同志で喧嘩してます(^-^;

Apistogramma sp. Rotkeil(A. sp. Icana) / Rio Icana
サイナと言えば・・・、尾びれがスペードテールになるとか、ならないとか・・・。

あれ?

Apistogramma sp. Rotkeil(A. sp. Icana) / Rio Icana
おや~?

Apistogramma sp. Rotkeil(A. sp. Icana) / Rio Icana
あぁ゛~~、残念!もう少し。

いつかはビシッと繋がるかと思い見ていましたが、結局最後の数mmがくっ付きませんでした(>_<)

Apistogramma sp. Rotkeil(A. sp. Icana) / Rio Icana
しかしまだまだ元気じゃ♪





Apistogramma piaroa(A. sp. Breitbinden) / São Gabriel
sp. ブライトビンデン(A. ピアロア) / サンガブリエル

Apistogramma piaroa(A. sp. Breitbinden) / São Gabriel
こちらは昨年の1月に入手した個体です。

流石長生きのビンデン、頬の隈は薄れてしまっていますがまだ若々しい雰囲気を保っています!

Apistogramma piaroa(A. sp. Breitbinden) / São Gabriel
♀も健在ですが、流石に現役ではありません(^-^;

久しぶりにカメラを向けたのでビビッてフィンスプをしてくれませんでしたが、APAP台の隅の水槽で今後も長生きしてもらいたいと思います!





Apistogramma Guttata / Rio Morichal Largo
グッタータ / リオモリチャルラルゴ

Apistogramma Guttata / Rio Morichal Largo
こちらは昨年の5月に入手した個体です。

Apistogramma Guttata / Rio Morichal Largo
相変わらずのブッタータですが、こちらはまだまだバリバリの現役っす!

未だに産み続けてます・・・(>_<)

♂はもうド迫力で、恐らく水槽から10メートル離れて見てもブッタータと分かるはずです。

自分自身が老いぼれにならない限り、今後もこの仔たちの面倒をしっかりみていきたいと思いまっす!


ここまで読んでくれた方はコメントの代わりに
ポチッとしてください。アドケプターに変身します!↓
ブログランキング・にほんブログ村へ


2016年9月7日水曜日

一般種の境目

Apistogramma Juruensis / Rio Jurua
ユルエンシス / リオジュルア

Apistogramma Juruensis / Rio Jurua
以前ワイルドを飼育し、系統維持するためにキープしていたジュルエンシスのF1を落としてしまったので、再度飼育にチャレンジです。

Apistogramma Juruensis / Rio Jurua
早速調布のお店に向かい網を入れ選んでいると、尾びれの上部に僅かにオレンジが入った個体が居たので連れて帰ってきたら・・・、カカトゥでした(;・∀・)

翌週再度お店に出向きようやくジュルエンシスと再会(^-^;

Apistogramma Juruensis / Rio Jurua
まだチビで本調子ではないみたいですが、以前の便よりも全体的に黄色が強い印象。

アルパファヨほどの濃い黄色ではないものの少しイメージしていたのと違いました。

ジュルアは長い川なので、採集する場所によってバリエーションの違いがあるのかも知れないですね。

下唇の両端が少し青っぽいので、そのうちあのブルーリップを見ることが出来るでしょう!

Apistogramma Juruensis / Rio Jurua
アピストの一般種とそうではない種類の境界線って何処ですか?

この一般種って言葉をよく耳にしますが未だによく分かりません。

  • アピストABCと言われるアガシジィ、ビタエニ、カカトゥ、といった水質の適応範囲が広い初心者向けの飼いやすいアピストを指しているのか。
    飼いやすいと言ってもアピストなんだから他種と同様に喧嘩もするし、ビタエニの稚魚を綺麗に育成するなんて結構難しいと思うんだけど・・・。
  • それとも昔から頻繁に入荷している種類を一般種と言うのか。
    でもダニやアラクリナのように現地の川には沢山居るのに売れないからという理由で商業ルートに乗らないアピストも居るしなぁ~(^-^;
  • 大雑把に言ってチ○ームに売ってるのが一般種?(笑)

ん~~、やっぱりよく分かりません(>_<)

Apistogramma Juruensis / Rio Jurua
ともあれカカトゥと親戚のジュルエンシスが一般種であったとしても、私はこのアピストが好きだって事が言いたかっただけっす!(笑)





Apistogramma sp. Juruá Emearald / Rio Jurua
sp. ジュルアエメラルド(sp. クルゼイロ) / リオジュルア

Apistogramma sp. Juruá Emearald / Rio Jurua
最初に調布のお店に行った時は見向きもしなかったのに、2回目に行った時は時間に余裕があったのでついついこのアピストも見てしまった。

Apistogramma sp. Juruá Emearald / Rio Jurua
もしかしたら・・・、ツインバーになるんじゃねーの?

なんていう妄想に取り憑かれてしまったら・・・チ~~~ン、網を入れちゃうよなぁ~

しかしこのアピスト、なかなか面白い。

Apistogramma sp. Juruá Emearald / Rio Jurua
変な顔( *´艸`)

Apistogramma sp. Juruá Emearald / Rio Jurua
あっ、聞こえちゃった!?

Apistogramma sp. Juruá Emearald / Rio Jurua
すんませ~ん(^-^;


ここまで読んでくれた方はコメントの代わりに
ポチッとしてください。アドケプターに変身します!↓
ブログランキング・にほんブログ村へ