アピストグラマをもっと知りたい。気付いたら嵌っていたドワーフシクリッドの飼育記録を綴ったブログです。

2017年6月16日金曜日

ヴィエジタ論争、遂に終結!?

Apistogramma sp. rotflecken / sp. D28
A. sp. ロートフレッケン / sp. D28

Apistogramma sp. rotflecken / sp. D28
ウヒャーーー!スゴッッッ!!!

こんなアピストがコロンビアにはまだ居るんですねぇ~~~

って言っても・・・、ヴィエジタに興味が無い人にとっては先日のsp. D25も併せて恐らく全部同じに見えちゃうと思いますが・・・(笑)

実際に私自身がヴィエジタを飼育するまで、マックとヴィエジタの違いがよく分かりませんでしたから・・・(^_^;)

Apistogramma sp. rotflecken / sp. D28
ここでもう一度ヴィエジタについて確認しておきます!

  • A. ヴィエジタ(viejita) ・・・ Color form I
     
  • A. sp. ロートフレッケン(sp. rotflecken/red-flecked) ・・・ Color form II
     
  • A. sp. シュワルツケール(sp. schwarzkehl/black-throat) ・・・ Color form III
     
ホルスト・リンケ博士が記述した『AMERIKANISCHE CICHLIDEN 1 (通称テトラ本)』に配色が異なる3種類のヴィエジタが記載されていて、それを基にVI ~ VIIIと呼ばれています。

2013年に纏まって2013年タイプと呼ばれるヴィエジタが入荷しましたが、『遂にリアルヴィエジタが入荷した!』とマニアの間では大ニュースになったようです。

その頃は全くヴィエジタに興味が無かったので詳しい状況は知りませんが・・・(^_^;)

その後、2014年~2015年にかけて記載地のプエルトガイタンからヴィエジタが大量に入荷して、これが正真正銘の"VI"だと認識されました。

ならば2013年タイプのヴィエジタが"VII"なのか・・・。

確かに、2013年タイプの中に極僅かに頬に赤点がある非常に"VII"によく似た個体が居ました。

しかしその後は極稀に2013年タイプと思われる個体が少数入荷する状態が何年も続き、「"VII"はホントは居ないんじゃないのか?」「"VII"はハイブリッドじゃないのか?」なんて言われたり、挙句の果てにはウィルヘルムやチェコブリードの赤いマックが"VII"の名前で売られたりもしていました。

Apistogramma sp. rotflecken / sp. D28
海外にはVI ~ VIIIという表現を嫌うマニアが居て、"VI"をReal viejita、"VII"をRotfleckenやRed-flecked(多くの斑点や赤い斑点の意)、"VIII"をSchwarzkehlやBlack-throat(いずれも黒い喉の意)と呼んでいます。

中には、"VII"を"VIII"と同一種として扱い"sp. schwarzkehl"の別バージョンとして捉えている人も居ます。

Apistogramma sp. rotflecken / sp. D28
VI ------------------------------------------------ VII --------- VIII

VI ~ VIIIの相関関係を示すと ↑ こんな感じでしょうか。

Apistogramma sp. rotflecken / sp. D28
し、しかし・・・、『餌の聖地』と呼ばれて久しいアクアセ〇ーテさんがまたまたやってくれました!

もう『コロンビアンアピストの聖地』に昇格!!!(笑)

今回はとてもタイミング良くこのアピストと遭遇する事が出来ました(^O^)

しかも貴重な新種のそれとは到底思えないような安心のセ〇ーテ価格(笑)

Apistogramma sp. rotflecken / sp. D28
頬の赤点の入り方は"VII"にソックリです!

残念なのは、腹びれが赤く無い事。それとお腹の腐りが黒い事。

ただこの辺は個体差の範疇だと思うし、成長するにつれ変化してくるかも♪

もう一つ残念な事は・・・、詳しい採集場所は分かりませんがプエルトガイタン周辺で採集された事です。

"VII"の情報を確認すると、採集場所はプエルトガイタンの東にある小高い高地の更に東側、ムコ川やグアロホ川などのビチャダ川支流とされているのです。

だから取りあえず現在のところは個人的な見解ですが、

VI ------------------------------------------------ VII - D28 ------- VIII

"V2.1"(笑)

Apistogramma sp. rotflecken / sp. D28
♀がとても小さいので細心の注意を払って見守っていきたいと思います。



・・・、しかし・・・、『コロンビアンアピストの聖地』は走り続けます。もう止まりません(^_^;)

Apistogramma sp. rotflecken / sp. D51?
2013年タイプも入荷していました!

Apistogramma sp. rotflecken / sp. D51?
このタイプは初めてのペア飼い(笑)

ホントこのタイプはいつ見てもバランスが取れた良いアピストだと思います。

Apistogramma sp. rotflecken / sp. D51?
確かまだDナンバーは付与されていないと思うので、今後新たな番号が付くかもしれません。

仮に"D51"とすると、

VI ----------------------------------------- D51 -- VII - D28 ------- VIII

"V1.8"(爆)

前回のD25を加えると、

VI ----------------------------------------- D51 -- VII - D28 - D25 --- VIII

もしD25の頬の赤点が増えてくれば"VII"に近付いていくと思います。

あくまで個人的な見解です(^_^;)

Apistogramma sp. rotflecken / sp. D51?
今度こそ♀だと思う!

いや、そうであってくれ!!!

今週末も周年祭を絶賛開催中のア〇アセノーテへGO GO GO!(笑)


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4 件のコメント:

moomin さんのコメント...

なんと!(◎_◎;)
そんなゾクゾクとすごいの入ってきてたんですね!(◎_◎;)
噂のV2まで・・・・そして2013も!(◎_◎;)ひゃーーーー

このV2の背びれはこのあとバサバサッっとしてくるんですかね?
そしたらかっこいいだろうなぁ(*゚∀゚)=3ハフンハフン

そしてこの表すごくわかりやすい!今後もこの付近のヴィエジタが来たらまた載せてくださいwお願いします!!(๑•̀ㅂ•́)و✧


かばちゃん動画っていっても、インスタでさらりとです。
写真だと何シーンも時間かけて撮らなきゃいけないじゃないですか?
でも動画だと一瞬で完結できて・・・
ぐったりーの状態にはちょうどいいのです^^

ナル さんのコメント...

ご苦労様です!
ビエジタの事を ほとんど知らない僕が
コメントしていいのか?と思いましたが
内容も素晴らしいので コメントさせてもらいます。
僕みたいな ビエジタ素人でも
大変解りやすく 勉強になりました。
明日には 忘れて居るかも 知れませんが(笑)
我が家に ビエジタ居ませんが、、、
ビエジタの魅力に 気づくと
1.2.3....10と わずかな違いでも
集めて 飼育したくナルのは
当然の流れなんでしょうね!
しかし財布に やさしい〜財布に きびし〜い
と 色々あって
個人的には プエルトガイタン? グアロホ?の
個体が デスモさんが 飼育されている中で
僕は 良いです(笑)
おそらく入手 チャンスも少ないんでしょうが(汗)

Woodlabel さんのコメント...

> moominさん

『もうヤメテェ~』ってくらいの怒涛の入荷ラッシュなんですよぉ~(^_^;)
ビンデンのようなバサバサにはならないと思うけど、VIIIくらいの背びれにはなると思います!

あくまでも個人的な判断でVI~VIIIとの関連を示したんだけど、多分人それぞれ見解は違うと思います(^_^;)
今回は一次元で表現しましたが、マックとホイグネイ辺りをY軸にして二次元グラフにしたら・・・、きっと収拾が付かなくなると思います。
いやいや、墓穴を掘るので決してそんな事はしません(笑)

Woodlabel さんのコメント...

> ナルさん

1.2.3....10となれば分かりやすいのですが、1~3の範囲で少しずつ違いがあるので余計に(^_^;)
その僅かな違いがマニアにはタマラないんですよ(笑)
コロンビアの内戦が終結して今後も様々なバージョンが入荷する予感・・・。
こんな時代が来る事を誰が予想してたでしょうか・・・。
まだまだ底無し沼は深そうです(滝汗)