アピストグラマをもっと知りたい。気付いたら嵌っていたドワーフシクリッドの飼育記録を綴ったブログです。

2016年11月20日日曜日

悩んで・・・エレエツカレタ

まさかの連投(;・∀・)

Apistogramma eleutheria
A. エレウテリア(eleutheria)

Apistogramma eleutheria
池袋のお店から音羽のお店へと金曜日のお決まりのパターン。

しかし先週は音羽のお店の開店時刻が遅くなるということで少し変則パターンになりました。

Apistogramma eleutheria
何でも新着魚の入荷があるということで遅くなったようですが、夕食を食べてから楽しみにお店に行くと・・・、居ました居ました地味~な魚が(笑)

クルアのアピストについては以前のブログ記事で勉強していたのでさほど驚くことはありませんでしたが、お値段を聞いて驚きました。

果たしてこのアピストにそれほどの金額を払う価値があるのかどうか・・・。

確かに採集コストが高いので仕入れ値も高いはずで、売る側としては納得の値段かもしれないが、買う側としては初入荷だとしても『マジかっ!』っていう値段のアピストだと思う。。。

Apistogramma eleutheria
何度もプラケの前にしゃがみ込み、この魚を見ながら悩みました。

『いいねいいね、このヘンテコなアピスト』

クランデリ、ギガス2は意外と簡単に諦める事は出来たけど、このアピストはやはり諦められない・・・(>_<)

結局、悩んだ挙げ句にコーダルスポットが二つに分かれたエレウテリアの特徴が一番よく出ているペアを連れてまいりました。

Apistogramma eleutheria
ここからは♀の写真。

この種の特徴としては、背びれが低く先端のエッジは黒色。少し変わったコーダルスポットに、顎下には雌雄どちらにも髭が出てきそうな雰囲気。

Apistogramma eleutheria
♂の頬は恐らくブルーになると思いますが、ボディは黄色い地色に黒い模様が入る程度だと思います。

背びれにはレガニ系のように赤と青のグラデーション模様が入り、♂の背びれ後部と尻びれにはブルーのスポットが入るので、雌雄判別は比較的楽だと思います。

Apistogramma eleutheria
それにしても気が強い♀だ( *´艸`)

Rio curua
で、このアピストの採集場所は何処か?ですが・・・、

恐らく実際に獲った漁師に聞いても教えてくれないでしょう・・・。

今年の春に出た記載論文を見ると、クルア川支流のトレス・デ・マイオ川にある滝の上部の一箇所でのみ発見出来たようです。

rio Treze de Maio
当然GoogleMAP開いちゃうよね!(^O^)

クルア川を辿っていくと途中で二手に分かれ、その一方がトレス・デ・マイオ川です。

rio Treze de Maio
更にさかのぼっていくと何やら滝らしい物が見えてきました。

もしこの滝で合っているのであれば、画面で見る限りブラックウォーターのようだ。

滝(ダム?)によって堰き止められているようなので流れはあまりなく、水温もそれほど低くは無いと思われる。

なので特別な環境を作らずとも一般的な弱酸性の水槽でいけそうなので安心しました(^O^)

♂の方がまだ輸送の疲れが取れていないようなので気を遣いながら見ていこうと思います!


Apistogramma sp. middle curua
A. sp. リオクルア、もしかしたらエレウテリア?

と以前紹介したアピストですが・・・、

今回エレウテリアの実物を見てみるとやはり全く違いますね(^-^;

Apistogramma sp. middle curua
記載論文の標本写真で判断すると、やはりA. sp. ミドルクルアで間違いないでしょう(^O^)

ここで記載論文に出ているアピストを整理すると・・・、
  • A. kullanderi (クランデリ) = sp. ギガス
  • A. eleutheria (エレウテリア) = 今回のアピスト
  • A. flavipedunculata (フラビペドゥンクラータ) = sp. ギガス2
  • A. sp. middle Curuá (ミドルクルア) = 上の写真
  • A. sp. Jamanxim (ジャマンシン) = 不明
  • A. sp. Peixoto (ペイショート) = 不明
となる気がします。

sp. ジャマンシンはタパジョス川水系なのでいつの日か来るかもしれません。

sp. ペイショートは多分テレスピレス川なのでコリドラス採集のおまけで入ってくるかもしれませんね。

クルア川は既に禁漁期に入っているようなので、輸出入業者の在庫が無くなれば来年までこれらのアピストが再び入荷することは無いでしょう。

しかし来年もこんな感じでクルア川のアピストが入荷するんでしょうか・・・。

アルタムエンゼルのように季節の風物詩的な・・・。

基本的にクルア川のアピストって地味だと思うんですよね~

実物を見るまでド派手だと思っていたクランデリも個人的には・・・。

リオ五輪開催の関係で以前よりもこの地域にアクセスし易くなったという噂も聞きますが、オリンピックフィッシュと呼ばれるナノストムス・エスペイのように4年に一度程度が丁度良いと思うんですよね・・・。

エスペイはここ最近は毎年入荷してますが・・・(^-^;

それよりもシングー川のアピストが欲しい!

ダム建設の関係で無理なのかもしれないけど、フィールフレック、シングープルクラ、ブラウスピーゲルとか魅力的で綺麗なアピストが沢山居ると思うんだけどなぁ~


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